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E・ルビッチ監督が描いた、恋愛映画の傑作
甘美なる男女の物語は、大人の色気だけではなく
お洒落さに溢れている(結婚哲学

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1924年作品のサイレント(貴重な映像→)は
その古さを感じないどころか、洗練された上品さが新鮮だ
それは、今の時代にない上質な香りに思える

サイレントが見せる、演じ手の誇張的なものを一切感じない
表現する動きも表情も、コミカルなタッチでありつつ
ベースにあるものは、優雅さと気品
それにキャラが加わり、モノクロの中にあるカラーを出す
全てが「お洒落」という色になるのだ☆

Marie Prevost + Adolphe Menjou - The Marriage Circle (1924)yjimageQDHTCQ62
Florence Vidor - Marriage Circle (1924) concernyjimageVD2A6CFH
22161341The Marriage Circle (1924)
Marie Prevost - The Marriage Circle (1924) rebuffedMarriage-Circle-Menjou


ワタシが嵌ったのは、浮気、不倫寸前のシビアな状況を
完全なユーモアで流すE・ルビッチ監督の腕だ
その流れを一層‘‘粋’’なものにした、名優らの共演
(M・ブルー、A・マンジュー、M・プレヴォー、F・ヴィダー他)

サイレントとは、当然音声(BGMは除いて)は出ないわけで
演じ手はフツーに会話をしている 観る側は、音(声)の出ない画面で
役者の口パクパクを見ながら、状況を感じ取る
勿論、セリフ専用のカットも入るのだが、字幕なしだと
僅か数秒だけ映る単語の切れ端から、想像するしかない

それでも、クスクスと笑いを誘う面白さ、、
音声なしでも、十分に笑える、、これが嵌る一番の要素だろう

二組の夫婦と、独身医者、これが入り乱れ翻弄し
誘惑したの、されたの、、と、お笑いドラマのような関係で進む
しかし、ドタバタではない紳士淑女のカラーなのだ


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中でも、Dr.ブラウンを演じたモンテ・ブルーさん
すらりと長身の彼が、妻のデレデレぶりに終始愛想笑い
大きな身体で、そそくさと動く

一方、彼のパートナー(同じ精神科勤務)のDr・ミューラーは
Dr・ブラウンの妻に惚れていて、その物腰は日陰で見つめるような
それでも熱い視線、、この差がなかなかいい

そして、事の発端とも言える原因の主が(笑)
ミッツィーこと、M・プレヴォーの色気


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Florence Vidor - Marriage Circle (1924) concernFlorence Vidor - Marriage Circle (1924) concern


ミッツィーの親友が、Dr.ブラウン(モンテさん)の妻シャーロットで
演じたF・ヴィダーの、か弱くもデレデレの合間に見せる
冷静で、時に不安定、そして気品の存在が光る

上に添えたフォトの8コマにもあるように、映るカットだけで
物語が見えるようだ
ぐるぐる回る5人の状況が、The Marriage Circle
まさにタイトルの通り、サークル!


Marie Prevost - The Marriage Circle (1924) rebuffedMarriage-Circle-Menjou


 何と言っても、冷静のトップがミッツィーの夫
ストック教授役のA・マンジューさんだろう
蚊帳の外的な存在だが、それが転じ決定打を放つ
おたおたする男女の中で(笑)、独り、動じない立ち位置で微笑する、、
実に絶妙なタッチが見事!

そして、その決定打が、ラストに向け
新たなドラマを見せてくれる事になる♪


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秘かに想い焦がれる・・・
ジェントルの見本であるシーンに、目が留まる

時にスマートに、時に狡猾に、、
いつの時代も、男と女の駆け引きは終わらない

90年を遡り、お洒落さの極意とは、、を感じた素晴しい作品だ☆