1991.6.12 ロサンゼルスでは、午前中から
この夏一番の猛暑を記録。
そんな時、ハイウェイでは工事による大渋滞が続いていた。
中でも1人極度にいらつく男がいた。
<D-フェンス>と呼ばれる彼は、突然、車を乗り捨て
狂ったように歩き始めたーーーーー。
(DVDストーリー解説より)
苛立ち!怒り!!大暴走!!!
いったい何が
彼をそうさせたのか
このふれ込みだけで、危険な男像が浮ぶ
93年作品、マイケル・ダグラスの「フォーリング・ダウン」
彼のハリのある声は、聴き取りやすい
劇中に、この国(アメリカ)で暮らす(商売する)なら
しっかり(正しく)発音しろ(喋れ)とある
笑いつつも、最もだ、、と感じる
画像のシーンは、次々に事件を巻き起こし
過激な暴走が、どんどんエスカレートしていく中盤
武器をかっさらって、ミリタリーファッションに身を包み(笑)
工事中のハイウェイに、つかつかやって来る
係員に、「この道路の、一体どこが傷んでいる!?」
のんべんだらりの係員は、「知るかよ、おっさん!」
キレたD-フェンスが、「よし、だったら今から傷めててやる!」
ククク、、現実なら物騒な話だが
可笑しくて、共感もして、スカッとする
いざ肩に乗っけたものの、バズーカの使い方が・・・???
なぜか、TV小僧が詳しく知っているのに、ポカンのDおっさん
映画のロケか?と尋ねられ、タイトルは「工事中」みたいな会話
周りには、やじ馬が出来、まるでロケ状態になっている
挙句に、バズーカは誤発射、、不発と思いきや、ドッカーーン
ここだけでも、可笑しくて仕方がない!
バーガーショップで、注文の時間がたった5分過ぎただけでアウト
カスタマー・イズ・ゴッドの表向きは
融通が利かないマニュアル主義を、笑顔で映し出す
パネルに見るバーガーの大きさに比べ、実際のショボイ薄さの品
クレームこそ言わないが、全世界で共通する不満ではなかろうか
機関銃片手に、不平不満は言えない(当たり前だ!)
だからこそ、映画でのDおっさんに拍手するのだ☆
救いは、このおじさま!
まあまあ、そう熱くなるなよ兄さん・・・
とでも言いそうな、ロバート・デュバルおじさまの表情
ただ家に帰りたい、それだけだったのに・・・
D-フェンスにとって、些細な苛々が降りかかった災難な日
そして、やっと迎えた退職当日、デュバル老刑事にも降りかかった
見ぬふりの出来ない事件という、災難な日
同僚や上司からの嫌味に耐えながらも、抑えてきた刑事としてのプライド
最後まで全うする、それを熱く駆り立てた日
暴走だけではない、繊細な共感部分が織り込まれ
それが、絶妙なバランスで描かれている☆
良し悪しは別として(笑)
暴走するには理由があるんだ、、という言い分を
しっかりと見せ付ける作品で、実に面白い!
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。