どうしても!という訳ではないが
ただそこに居るだけで気になる、、という存在って
確かにあると思う
強烈な印象でもない、際立った個性派でもない
ただ、何となく気になる味を持ち合わせた人
それが名脇役であり、演じ分ける曲者にもなる
ワタシが最も好きな類だ☆
映画、ドラマ、舞台、その数多くの作品で魅了するもの
スティーヴン・ディレインを知ったのは、ちょうど2001年辺り
当時、真面目に映画館へ通っていた頃だ(笑)
その頃、たまたま見た2作品に、このステファンが居た
キャラクター設定がそうさせるのだろうが、映る表情に
何となく気になるものを感じてしまった
それは、いつもワタシに灯る非情に些細なもので
いわゆる、好きなツボを刺激したのだ☆
この人のどこがどう、、と言われれば、表情をより豊かに見せる目だろう
くっきりパッチリの目が、顔(頭)を動かすことなく
ぐーーんと横まで移動する(、、移動って)
その時の心境を、目だけで表すのだけど、これが実にいいのだ
そんなの誰だって出来る、、と言いたい所だけどそれが違うのよ、、
ワタシ的に、この人がツボなんだなあ~
例えば、何ていうか、、まんまとやられた、、みたいな目
「ちょっと待てよ、それって出し抜かれたってコト?バカ見たのか俺は?」
そういう台詞付きで、大袈裟に言いそうなシーンの表情を
黙ったまま、苦虫の目をぐーーんと移動するだけで分からせるのよ、うん!
(・・・あのさあ~何かおかしいでしょ?こういう説明って、、)
あ~あ、、まんまとなあ~、、
そうそう!これね、、有名な「Spy Game - ODO」
(Operation Dinner Out)ラストのシーンなんだけど
怪しいと探りを入れたにも関わらず、裏かかれてさ、あ~あ・・・
みたいなガックリ心境を、実に静かな表情で見せてくれるのよ、、
いいわあ~好きなんだなあ~この人♪
それって、目が大きいから、、という単純なものじゃない
誰にでも出来るものでも、それが似合う人では意味が違う
何となく、その場に居るだけで何かを発してくれる空気
時折覗く薄笑いに、どっちつかずの掴めなさ的、曲者っぽさも匂わせ
出し抜かれた側を楽しむ、、そういう肌を持つ人
それが、ワタシのツボを刺激したステファンなのだ☆
その中で使い分ける、繊細さもまた素敵・・・