到底書き切れない程の作品に魅了され、読み続けている
変わらないスタイルと、固守する作者の思い
そして、一瞬をフォーカスする一筆の素晴しさ
惚れ惚れするアングルの数々に、毎回撃ち抜かれてしまう
※ちょうど今月はG13月間と言うだけに、CATVのChで深夜放映
されているアニメ版があって、G13ファンにはこれまた嬉しい限り☆
美しいカバーの中で、今回特に好きな表紙6枚を並べてみた
ワタシが好きなのはGの顔なんだけど、やはり彼の「目」
そのどれもが、語る表情を見せるからだ
言葉を発せずに「語り」を感じさせる目、、一筆一点が指す視線
そのアングルに、限りなく男のドラマとロマンを見てしまう
ずっとカバーだけを眺めていたい、、それ位に素晴しい
これまでのエピソードの中で、挙げられる名言やシーンも
ファンの数だけ上るだろう
しかし、彼の寡黙さを表す 「・・・・・・・・・・。」
この空白こそが、最大の見せ場だ、とワタシは思っている
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巻数は176にもなるロングヒットで、我が家の本棚に並ぶ
『SPコミックス・ゴルゴ13』
いやはや、これは男だけのものじゃない、、
男も女も虜になる、実に魅力的な男が描かれた劇画だ、と思う
ここで言うその魅力とは、完璧な男が背負う哀しさ・・・
依頼人の期待を裏切らず、遂行する徹底したプロ意識
自分は一人の軍隊だ、、と、作品の中に名言があるように、一匹狼を貫く
そして、それがまた堪らなくカッコよくて、哀しい、、
この作品に嵌ったのは、かれこれ30年以上も前だ
しかし、その頃は奥深さも世界情勢の動きも理解出来ず、ただただ
男の剃刀目と人間離れ(超人)の技だけを楽しんでいた、、と言える
当時、学校帰りの本屋へと毎日のように寄り道させたもの
それは、大人の男に憧れた未熟目線(笑)で見つけた『彼=G13』だった
貸本漫画に走る同級たちを尻目に、生意気な頭は本屋へ向かった
そしてなぜか、大人の男たちが集まる成人向けコーナーへ
躊躇もせずに、ズカズカと入り込む(・・・まったくの子供だ)
隣に来た学生服の姿(しかも女だし)に、大人男の目線が言う
‘‘おい姉ちゃん、、場所間違ってんじゃねえの?・・・’’の気配を感じつつ
一向に動こうとしない学生カバンの女子は、あれこれと物色するか
の素振りをしてみせる しかし、これは「一応、、」の名目であって
ターゲットである目的の『彼』は、当にワタシの照準に留まっていた
言うなれば、さっと来てさっと本棚から抜き取ってレジに行けばいいものを
大人のコーナーでちょっと立ち読みしたい、、のマセた行動願望を
くすぐったからだった 誰にでもある、、とは言えないが
要するに、ガキんちょならでは、、の年頃だったワケだ!
ワタシの学生時代は、女子とは遊ばず
男子(それもマイナーな拘りを持つ)との交流が多かった
幼少の頃から、どうも一風変わっていたらしい・・・ははは
「 わかった・・・・・ やってみよう・・・・・ 」
う’’~~~ん!いいわあ~~!
引き受けよう、、よりも、こっちが好き、、
わかった・・・・・ やってみよう・・・・・
この「間」が大事なのよ、声はなくてもね、その響きが感じられるんだわ
聞いた事はないけど(笑)、美声の持ち主で有名な『彼』
ワタシにとって、デューク東郷ことゴルゴ13は
やはり、劇画の中でこそ、その色気を味わうことが出来る