世の中、名作と呼ばれるものは数あれど、、
特にお気に入りに入るのが、3悪の個性が光る作品☆
今回は「続・夕陽のガンマン」=卑劣漢、悪玉、善玉の3悪を演じた
トゥッコ(イーライ・ウォラック)、エンジェル・アイ(リー・ヴァン・クリーフ)
そしてブロンディ(イーストウッド)、、3人の名シーンを語ろう
鋭い目と、ワシのようなシャープな鼻筋のリー・ヴァン・クリーフ
彼こそ、ウエスタンのキングだと言える
オレに狙われたら最後だぜ!的な、圧倒的存在感
鋭く光る目が「エンジェル・アイ」とは、ユーモアたっぷりだ(笑)
対照的な、丸い目に丸い鼻、お調子者のトゥッコ=イーライ・ウォラック
ワルのくせに憎めない、油断させつつ、銃の腕前は見事
ギラギラの目に、溢れる「欲望」を惜しげもなく見せる男そのもの
泣き寝入りも上手な世渡り、まさに卑劣漢そのものが堪らない
どこまでも「欲の塊」トゥッコ、、(笑)
お宝(金)こそが、駆り立てる異常な力、墓場を走り回るシーンは
鬼気迫るものがある
それを溢れんばかりに演じてくれる!
3人の中でもムードメーカー的で、ワタシのお気に入り
3悪人の見所は、数え切れない
このラストの対決シーンだけでも、ここには書ききれないくらいだ
何せ、カメラワークが素晴しい、それぞれの表情を目だけに絞る所など
観る側の心拍を刺激させ、一瞬で決着をつけるキレの良さ
生と死・・・終わりとは、あっけないくらいに一瞬なのだ
善と卑劣が生き残り、珍道中が続く、、
そう思わせてくれそうなエンディングがいい
トゥッコが叫ぶ叫ぶ(笑)上手いなあ~!サイコーに上手い!
この善と卑劣は、決して仲のいいコンビではない
お宝のありか・・・墓場の場所を知る一人
そして、その墓標の名を知る一人
どちらが欠けても、大金は手に入らないという
仕方なく組まざるを得ないストーリー展開が、また面白いのだ!
それにしても、ブロンディことイーストウッドのかっちょいい~こと!
この人の刻まれたシワシワと、目を細め歯を食いしばって喋る(笑)
独特のトーンは最高だ、、またがった馬が思わず飛び上がったのは
予想もしなかった動きだろう、、それなのに、見事に乗りこなし
去ってゆくシーン、かっちょ良過ぎる!!!
バキューン!!バキューン!!
「アァアァアァ~!ファ~♪ファ~♪ファ~・・・♪」
このフレーズが耳から離れない(笑)
レオーネ監督と、音楽巨匠モリコーネの黄金コンビ☆
越える作品は、おそらくないだろう!